【注意喚起】メルカリをかたる巧妙すぎるフィッシング詐欺が急増中｜本物そっくりの偽サイトに要注意

メルカリが注意喚起 ─ 本物そっくりのフィッシング詐欺が急増

フリマアプリ「メルカリ」は、同社をかたるフィッシング詐欺が多数確認されているとして、ユーザーに強い注意を呼び掛けています。公式サイトやメールを精巧に模倣した偽ページが増えており、誤ってログイン情報を入力するとアカウントを乗っ取られる恐れがあります。

不安をあおる内容や「高額ポイント付与」を名乗る偽メールも

11月14日の発表によると、フィッシングメールには「アカウントの制限」「異常を検知しました」など、ユーザーを不安にさせる文言が並ぶことが多いとのこと。最近では、「高額ポイントをプレゼント」といった架空キャンペーンを装った手口も確認されており、より巧妙化が進んでいます。

コピー精度が高すぎる偽サイト ─ 本物と見分けがつかないケースも

メルカリによれば、偽サイトは本物をそのままコピーしたような仕上がりで、ぱっと見では見分けがつかないほど精巧とのこと。最近は、謝礼付きアンケートを装って本人確認書類の提出を求めるタイプの偽ページも登場しています。

さらに厄介なのは、入力された認証コードや情報が不正利用者にリアルタイムで送られ、それを使ってSMS認証を突破されるケースも確認されているという点です。結果として、ユーザーのアカウントが乗っ取られる被害につながっています。

公式の「いつもの方法」でアクセスするのが鉄則

メルカリは「不審なメールやSMSに記載されたリンクは絶対に開かないこと」を強く推奨。利用時は、アプリや公式ブックマークなど、日頃使っている安全な導線からアクセスするよう呼び掛けています。

パスキーやパスワード管理の徹底も効果的

このほか、パスワードの使い回しを避け、生体認証に対応した「パスキー」でのログインやパスワードマネージャーの活用も推奨されています。 SNS経由で認証コードを第三者に伝えてしまい、メルペイの不正利用につながった例も報告されており、「もうけ話」や「特別キャンペーン」などの甘い誘いには安易に乗らないことが重要です。